TOYONO 3作目にして初のフル・オリジナルアルバムとなる「pelicano heaven」。
それぞれの曲についてTOYONO自ら解説する必見のセルフ・ライナーノーツは
TOYONOの音楽をより身近に感じさせてくれる
song list
self liner notes
01 pelicano heaven ペリカーノ・ヘヴン
TOYONO(vocal),saigenji(vocal),竹中俊二(guitar&effect),Marcos Suzano(perc.),八尋洋一(bass),
岡部洋一(perc.),渡辺剛(keybords&pianica),佐野聡(flute)
7拍子のサンバ。複雑だけど壮大な竹中さんらしい曲に、ブラジルの秘境世界遺産で生命の楽園、大湿原「パンタナール」(日本の本州と同じ大きさ!)に飛び立つ鳥のイメージと、帰巣本能、母性、果てしなく続く宇宙への思いなどを重ねあわせた歌詞を載せた。ペリカンは飛べないと思われがちだけど、本当は優雅に、音もたてず滑るように気高く飛翔する。地上の姿からは想像もつかないくらい。
02 À sombra da lua 月影のアデウス
TOYONO(vocal&chorus),竹中俊二(guitar&programing),Marcos Suzano(perc.),沼澤尚(drums),
Chris Silverstein(wood bass)
この曲のイメージを竹中さんがすぐに読み取ってくれて、オリジナルなギターカッティングが誕生しました。スザーノの推薦で、音楽的にも世界が注目する街、ブラジル・レシーフェ在住の重鎮アーティスト、ルーラ・ケイローガに歌詞を依頼。"特に!"、一番ブラジルで受けそうな曲です。
03 brinda! brinda!! ブリンダ・ブリンダ
TOYONO(vocal&chorus),竹中俊二(guitar,claping&programing),Marcos Suzano(perc.),
Zé Luis Maia(bass),Lui Coimbra(cello),佐野聡(harmonica),片岡大志(chorus)
今回のプロジェクトのきっかけとなった曲。ベーストラックは、2004年リオ滞在時に作ったもの。同行していた前アルバムのエンジニア、TSUKADAくんが録音してくれたものです。brindaとはポルトガル語で『乾杯する』という意味。
04 paineira パイネイラ 
TOYONO (vocal&chorus),塩谷哲(piano),竹中俊二(guitar&programing),Marcos Suzano(perc.)
リオ・デ・ジャネイロのタクシーの中でFMから流れていた曲のリズムが、この曲のアイデアになりました。結局、あとからその曲を調べるとマルコス・スザーノの仕業だったことがわかり、笑。パイネイラとは、ブラジルにピンク色の蘭のような花を咲かせる巨木です。大ファンのソルトさん(塩谷哲さん)とは久々の共演。導入部分の素晴らしい独演は、まさに暑い空気の中の気品溢るるパイネイラの花のイメージで、素晴らしい表現力にレコーディング中、全員感動でした!
05 daishimanebossa ダイシマネボッサ
TOYONO(vocal&chorus),竹中俊二(guitar&programing),Marcos Suzano(perc.),
Zé Luis Maia(bass),渡辺剛(organ),片岡大志(chorus)
大志くんらしいポップな明るい曲です。『daishimanebossa(=ダイシ・マネ・bossa)』は彼がつけたキュートな仮タイトルに、みんなの愛着がありすぎてそのまま採用!恋が始まったばかりのラブリーな恋人達を唱ってます。
06 duna areia ドゥーナ・アレイア「砂と砂丘」
TOYONO(vocal&chorus),中西俊博(solo violin),竹中俊二(guitar),
岡部洋一(perc.),コモブチキイチロウ(bass),
Crushar Kimura Strings Quartet :クラッシャー木村, Maiko(violin), 三木章子(viola), 平山織絵(cello)
ブラジルにレンソイスという、人があまり足を踏み入れることの出来ない白亜の砂丘がある場所があります。最初に発見した人が「テーブルクロス(レンソイス)を広げたかのように美しい。」と言ったといわれのある場所です。そこには紺碧の湖が点在し、白と青のコントラストの美しさはこの世とは思えぬほど。私はまだいったことがないのですが、いつかこの目で見てみたい。中西俊博さんのロマン溢れる音色&メロディー、竹中さんアレンジのストリングスの響きに、その思いを一層強くさせられます。
07 funk cavaquinho ファンキ・カヴァキーニョ
TOYONO(vocal&chorus),竹中俊二(guitar,cavaquinho&programing),Marcos Suzano(perc.),
塩谷哲(piano),沼澤尚(drums),松原秀樹(bass)
funkは、ブラジルの公用語・ポルトガル語では「ファンキ」と発音します。cavaquinhoはサンバで使われるウクレレのような楽器です。TAKAさんのドラミングにスザーノのタンボリン(これもサンバで使われるハンドドラム)だけというシンプルな打楽器構成ですが、世界最高峰のグルーブを録音出来ました。
08 afríssima アフリッシマ
TOYONO(vocal),竹中俊二(guitar),Marcos Suzano(perc),Zé Luis Maia(bass),佐野聡(trombone)
スザーノがこの曲のイメージから浮かんだ造語を、命名してくれました。「スッゴいアフロな。」という意味です。ライブでも、ラストに選ぶことが多い曲。TOYONOのサンバも、よりディープになりました。
09 memórias メモリアス -heavenly version-(セルフカヴァー)
TOYONO(vocal&chorus),竹中俊二(guitar,programing),Marcos Suzano(perc.),沼澤尚(drums),
岡部洋一(perc.),渡辺剛(keybords)
ファーストアルバム「Litoral」収録曲のセルフカヴァー。実は、サンパウロでの作曲時から沼澤尚さんのイメージがあり、今回、その夢がマコトになりました。
10 três-marias トレス・マリーアス
TOYONO(vocal&reading),竹中俊二(guitar&ampprograming),沼澤尚(drums),
Chris Silverstein(wood bass)
『três-marias』とは『三人のマリア』という意味で、オリオン座の三ツ星のことをブラジルではこう呼びます。日本では冬の星座オリオン座ですが、ブラジルでは夏の星座。北の夜空はtrês-marias、南の夜空は南十字星cruzeiroがシンボルとなります。地球上の様々な出来事の中でも、遠く離れた彼女達まで届くものは、きっと本物の輝きだけに違いない。満天の星空の下、彼女達に見守られていると思うと、勇気が湧いてきませんか?
11 ginga mais, mais ジンガマイス・マイス
TOYONO(vocal),竹中俊二(guitar&programing),岡部洋一(perc.),藤井摂(drums),
コモブチ・キイチロウ(bass),中島徹(piano)
「ginga」とは、もうご存じの方も多いと思いますが、ブラジルで、サッカー選手(特にホナウヂーニョなど)が華麗なフェイントの際に見せる、バネがしなるような身体の動きのこと、またはサンバのグルーブのことも言います。前アルバムのタイトル曲「ginga mais」の自身でのアンサーソング。「mais」とは英語の「more」のことです。これからももっと「ジンガ」の虜に、という感じかな。この曲は、岡部さん、コモちゃんを始めとした日本発のブラジリアングルーブで録音したかった。大満足です。ライブの時のみんな(ミュージシャンも、スタッフも、みなさんも!)の顔を思い浮かべながら作りました。2007年1月に行われた、日本のブラジル音楽のberço(揺りかご)青山『プラッサ・オンゼ』25周年記念ライブでお祝に初披露した曲です。
12 berimbau ao vivo ビリンバウ ao vivo
【ボーナストラック】
ライブレコーディング at Studio TERRA 3rd studio 2006.4.25.『 TOYONO acústico ao vivo 』
TOYONO(vocal),saigenji (vocal),竹中俊二(guitar),Marcos Suzano(perc.),八尋洋一(bass),
岡部洋一(perc.),渡辺剛(keybords),佐野聡(trombone) and claping: special audience
ギターの神様バーデン・パウエルの代表曲「berimbauビリンバウ」、前作『ginga mais』に収録したTOYONOアレンジのライブヴァージョンです。saigenjiのスキャットや、スザーノのビリンバウソロなど、聴きどころ満載。普段のライブ、そのままを収録しました。
13 アフリッシマ ao vivo-日本語ver.-
【ボーナストラック】
ライブレコーディング at Studio TERRA 3rd studio 2006.4.25.『 TOYONO acústico ao vivo 』
TOYONO(vocal),saigenji(vocal&whistle),竹中俊二(guitar),Marcos Suzano(perc.),八尋洋一(bass),
岡部洋一(perc.),渡辺剛(keybords)
アフリッシマ、日本語ヴァージョンをライブレコーディングで。


